雪国ランナーの憂鬱

とうとう札幌でも雪が降り始めました、と言ってもまだ11月だし一度は溶ける可能性高いですが。ちなみに、もう春まで溶けない状況になったら「根雪」と呼びます。

さて、雪は雪国のランナーにとって大きなハンデとなります。特に走り始めて日が浅いランナーにとってランニングを継続する大きな障害になる可能性があります。

雪国ランニングのメリット・デメリットまとめてみました。

1.寒い
気温0度を下回るわけですから当然寒いです。対策としては「厚着」です。手袋、帽子、ウインドブレーカー、などなど。着膨れして走りづらいし、一通り揃えるだけでも結構な出費になります。

2.暑い
完璧な防寒で走り出すと、そのうち体が温まってきて、今度は熱がこもり汗だくになります。かと言って走り出しは寒いし、そこら辺の加減が分かるためには経験による調整が必要です。外気温の把握、風の強さ、日差しにも影響されるのでとても難しく、走り出してから「失敗した!」はありがちです。

3.滑る
よく「冬も走ってるんですか?滑らないですか?」と聞かれます。歩いてるだけで滑って転ぶのはよくある話なので、ツルツル路面を走るなんて信じられない人がほどんどなのでしょう。「柔らかいゴム底の冬用ランニングシューズがあるので意外と滑らないですよ」といちいち説明しなければなりません。ちなみにマイナス5度以下になると逆に滑らなくなります、寒いですけど。そして、冬用ランニングシューズは防水、防寒性能のため、ランニングシューズとしての基本的な性能、軽さ、クッション性、などには目をつぶらなくてはなりません。まあ、どうせ雪道でスピード出したら危険なので、そこは気にならないですが。
ちなみに、冬用のランニングシューズ、通気性が悪いのでめちゃくちゃむれます。

4.変態だと思われる
走らない人にとっては、夏だって「10キロ走って出勤した」というと「おかしな人」だと思われちゃいますが…

5.人とすれ違うのが大変
雪が積もると、歩道が狭くなり、人一人通るのがやっとの状況になります。向こうから歩行者が来て、すれ違う時、仕方なく深い雪の中にズボッと足を踏み込まなければいけないこともしばしば。そして、最近は雪が降った時に傘をさす人が増えていて、狭い道ですれ違う時に、思いきりヒットされることもあります。背の高い人はかさが目の当たりにくるので、気をつけましょう。

6.ランナーは急に止まれない
やはり高性能雪道ランニングシューズを履いているとはいえ、ツルツルの路面ではなかなかブレーキは効きません。年に何回かは車に轢かれそうになります。ドライバーさんは、まさかこの冬に走っている人間がいるとは思ってないのでしょう。「車は止まってくれない」と思ってないと大けがの可能性もあります。

7.屋内ランニング施設大混雑
札幌市内に何ヶ所か冬でも走れる施設がありますが、ここ数年それらの施設にランナーが集中し大混雑しています。普段外でスピードを出せない鬱憤を晴らすべく、物凄いスピードで走って事故などのトラブルになるケースもあります。

8.吹雪くと前が見えない
はい、本当に前が見えなくなることがあります。こんな時は潔く撤退しましょう。

8.フォアフットの習得には最適?
SAMでは、怪我予防のためにフォアフット走法を推奨していますが、実は冬道ランニングはフォアフット走法の習得に適している、というか、冬用の走りをしなくては滑りまくりです。
まず、体の前でかかとから着地をすると、ずるっといきます。フォアフットの基本、「体の下に着地」をせざるを得ません。そして、着地した足が後ろに流れて蹴り出すと、体重の乗らない足は摩擦力を失って、ずるっといきます。なので、雪道ではできるだけ接地時間を短くしないと前に進みません。

9.足首が危ない
雪道は不整地です。平らな地面はほぼないと考えてもいいです。しかも滑ります。その結果、着地した地面が傾いていて、さらにズルッと滑ったら、足首の捻挫の可能性があります。この危険を少しでも減らすために、前足で着地して、滑りそうな感覚があったら即座に体重を引き上げ転倒を防ぎます。かかとから着地したら難しい技です。ちなみに冬道で滑って転んで足首骨折する人はかなり多いです。

10.根性はつくかも?
これらの障害を乗り越えてなお雪道ランをやり遂げたランナーさんは得難い自信が得られるでしょう。

一年のうち4ヶ月以上雪に閉ざされてしまう札幌で冬も走力を落とさないためにできることは、雪道ランニング以外にも色々あります。外ランが減った分、効率の良いトレーニングをして春を待ちましょう!
そして、外を走る時はケガなどしないよう十分注意してください!

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