「あれ、あの人の名前なんだったっけ?」低酸素トレーニングと認知機能

認知症になりたくないなら…今から予防を!

認知症は、誰しもなりたくないと思う疾患の一つであります。私も絶対になりたくないと常日頃感じています。しかし、現在まであまり有効な予防手段はなく、唯一運動は予防効果があると言われてます。

2013年に、低酸素コンディショニングが認知機能を予防するとの画期的論文が発表されました。

この論文では、短時間の低酸素を繰り返し与え、その後運動させるという研究なので、低酸素の中で運動する低酸素トレーニングとは厳密には同じではありませんが、おそらく低酸素トレーニングも同様の効果を発揮すると思われます。

「低酸素トレーニングの認知機能に及ぼす効果を調べるために、普段運動をしていないが認知機能には問題がない60-70歳の高齢者を、通常酸素グループと低酸素グループに分けた。低酸素グループでは10分の低酸素と5分の通常酸素投与を1時間繰り返す低酸素コンディショニングを行った。低酸素時のSpO2(ヘモグロビン酸素飽和度)は90%から徐々に下げ最後の3週間は80%を維持した。両グループとも6週間に渡り週三回、1時間のコンディショニングに続く30分の筋トレと有酸素運動を行った。低酸素コンディショニングと運動の組み合わせは、運動単独よりも認知機能と生活の質を向上させた。」

認知症を発症する前に低酸素トレーニングを継続して行うと認知症予防になる可能性があります。

とりあえず、最近、顔は分かるけど名前が思い出せなかったり、「あれ、今何しようとしてたんだっけ?」がちょくちょく出てきた自分の認知症予防をします!

そして、低酸素トレーニングが普及して、認知症になる高齢者が激減すれば素晴らしいですね。「低酸素トレーニング広め認知症を予防する」をSAMのミッションの一つにします!次の世代に迷惑はかけませんよ!

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