本気のアンチエイジング(7)DHEA

DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)は、テストステロンやエストロゲンなど様々なホルモンの大元になる重要なホルモンで「マザーホルモン」と呼ばれています。肌や筋肉、骨の形成を促進し、記憶力や意欲を高める効果があるとされ別名「若返りホルモン」とも呼ばれています。まさにアンチエイジングなホルモンです。

DHEAの働きは?

  • 免疫力を高め、炎症を抑え、ガンを予防する
  • 糖尿病を予防する
  • 筋力を維持し、代謝を高めて体脂肪を減らす
  • 動脈硬化を予防する
  • 脂質異常症を予防する
  • ストレスを緩和し、意欲を向上させる
  • 認知症を予防する
  • 不妊症を改善する
  • 性的欲求を高める、などがあります。

血中のDHEA-S(DHEAの硫酸塩で、血中ではほとんどこの形で存在します)値は男女ともに6~7歳ごろから増加し始め、20歳前後にピークに達した後、加齢とともに直線的に低下し、70歳時ではピーク時の20%に、85~90歳では5%まで低下してしまいます。加齢によって自然に減ってしまいますが、生活習慣によっても減少が加速すると言われています。

DHEAを増やすには?

ストレスを受けた時に、副腎でコーチゾールとDHEAが作られます。コーチゾールは血糖値を上げ、ストレスから守ろうとしますが、その時に活性酸素が発生し、細胞や遺伝子を酸化し、傷つけ老化を引きおこしてしまいます。一方DHEAは抗酸化作用を持ち老化を防ぎますが、ストレスが重なると副腎はコーチゾール分泌に追われ副腎疲労の状態になりDHEAの分泌も減ってしまいます。そのため、ストレスや睡眠不足を避けることが重要になります。

栄養バランスもDHEAにかかわってきます。多くのホルモンの原料となるのが、アミノ酸やコレステロールです。コレステロールは細胞膜やホルモンの原料になり、体に必要なもので、不足すると、DHEAの産生に影響する可能性があります。コレステロールが上がる原因は食事からの摂取が減ると肝臓で産生が増える仕組みがあるため、いくら食事からのコレステロールを減らしても、血管の炎症などがあるとコレステロール値は増えます。ですから、食事制限したり、薬剤で無理にコレステロール値を下げようとすると炎症は野放しになり、動脈硬化の原因になります。

急激に血糖値を増加させるような食事もよくありません。
精製された小麦粉や米など、糖質を多く含む食品を中心にした食事は、血糖値を急激に上げてしまいます。すると、血糖値を下げるインスリン(肥満ホルモン)の分泌が盛んになり、副腎疲労に対してもよくありません。そうならないようにするためには、糖質過多を避け、食事の最初に野菜を食べる、よく噛んで早食いをしない、大食いを避けるなどを実践して、食後の血糖値が急激に上がらないように注意しましょう。

と言っても、実際何をどう食べ、どういう運動をすれば血糖値が上がらないのか?もちろん他人には分かりませんし、血糖値の変動(極端な高血糖、低血糖でないかぎり)に気づける人はまれでしょう。


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