フォアフットランニングへの道(13)前へ!

前回,推進力は股関節で生まれる,と書きました.そのためには,腸腰筋を使って股関節を屈曲する,つまり大腿骨を振り上げます.

この動きが推進力を生み出すきっかけになるわけですが,速く走ろうとするなら,大腿骨を大きく(ストライド),速く(ピッチ)振り出さなければなりません.

そのためにはどうすれば良いでしょうか?

ヒントは

「長い物は振り回しにくい」

です.左図は膝を曲げた状態で降り出そうとしてます.右図は膝を伸ばしています.どちらが「少ない力で,素早く」振り出せるか,明らかですね.まあ,そんなこと意識しなくても,スピード上げようと思ったら自然に膝は曲がるんですけどね.

なかなかスピードが上がらない人は

1.大腿前面の筋肉が硬くて膝が曲がりづらい.
2.大腿裏の筋力が足りなくて下腿が持ち上がらない.
3.股関節を曲げる腸腰筋の筋力が足りない.
4.腸腰筋が硬くて股関節が十分に伸びないので大腿を振り出す力が足りない.
4.臀筋が硬くて大腿骨を前に振り出す妨げになっている.
5.筋持久力が足りてない.
6.心肺能力が足りてない.

に当てはまってませんか?

フォアフットランニングで
早く走るためには
「股関節を使って推進力を産む」


股関節,膝周りの筋肉をしっかりストレッチしましょう.そして走る時は,股関節をしっかり伸ばし、普段より少しだけかかとを臀部に近づけて、大腿骨を少しだけ大きく、速く振り出す(大腿骨を水平以上に上げる必要はありませんよ)ことを意識してみてください.速く振り出すためには、股関節の十分な伸展が必要です.

大腿を振り出したら、膝から下は脱力です.自然と楽にスピードは上がります.しかし、最初は脚と心肺に負荷がかかりますので長く続きません。それをできるだけ、

意識してやってるうちに、意識しなくてもできるようになり、スピードが上がります。

コツは「少しだけを意識する」です。

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